こんにちは、管理栄養士のSUZUMEです。
今回は安くて栄養満点!一年中手に入る卵のお話です。
たんぱく質を摂れる食品として代表的なものに、肉・魚・卵・大豆(大豆製品)・牛乳(乳製品)がありますが、この中でも卵と大豆はお値段も安く栄養価が高いので、毎日でも食べて欲しい食品です。
Contents
卵の栄養成分
卵にはビタミンCと食物繊維以外の必要な栄養素が揃っているすごい食品です。
その栄養価の高さは、“完全栄養食品”とも言われるほどです。
主な栄養はたんぱく質
卵に含まれる主な栄養成分はたんぱく質ですが、このたんぱく質を作るアミノ酸がバランスよう含まれているのが特徴です。
アミノ酸のバランスが良いため、効率良く体の細胞を作ったり免疫力をあげたりすることができます。
レシチンの血中コレステロール抑制効果
卵に多く含まれる「レシチン」という成分は血中コレステロールの抑制作用があると言われています。
さらにこの「レシチン」には記憶力や学習能力の向上にも役立つため、認知症や老化の予防効果もあるとされているすごい成分なんです!
子供の成長期にも欠かせない食べ物ですね。

卵とコレステロールの話
これまで卵の食べ過ぎは、体内にコレステロールがたまり病気のリスクが高まるとされ、卵の摂取は1日1個というのが目安とされてきました。
しかし厚生労働省ではこのリスクに対する裏付けがないとして、日本人の食事摂取基準(2015年)でこの摂取制限をなくしています。
先に紹介したように卵に含まれる「レシチン」には血中コレステロールの抑制作用があると言われています。
コレステロールが気になるなら、卵はむしろ定期的に食べておきたいですね。
卵の黄身の色と栄養の話
卵を割った時、黄身が濃い色をしているか、薄い色をしているかで印象がだいぶ違いますね。
私は濃い色の黄身を見ると、ついつい「美味しそう!」と思ってしまいます。
でも実は、卵の黄身の色と栄養量には何も関係がありません。
黄身の色は「カロテノイド」という色素
卵の黄身の色は、鶏がどんな餌を食べたかによって変わってきます。
とうもろこし、パプリカ、マリーゴルドなどの、黄身の色素成分(カロテノイド)を多く含んでいる餌を多く食べた鶏ほど、黄身が濃い卵を産みます。
濃い色の黄身を見ると“新鮮な美味しい卵”という印象がありますが、実は黄身の色と味、栄養には関係がないんですね。
たまごの旬や選び方
卵は1年中手に入る食品
卵の流通には旬がなく、一年中手に入る食品です。
卵の選び方

卵を選ぶときは卵黄やカラザがしっかりしているものを選びましょう。
とは言っても、これって割ってみないとわからないんですよねww
私は卵は値段にこだわらず飼育方法や鶏の食べ物などにこだわったものを選ぶようにしています。
大量に卵を産ませるような飼育方法のものとは違って季節ごとに卵の大きさが違ったりしますが、毎日食べたい食品だからこそ良いものを食べたいと思うからです。
卵はどんなに高価でも1パック(10入り)300円〜500円くらいなので、1個のお値段に換算したら30円〜50円程度。
たんぱく質源をこれだけ安価に手に入れられるなんて貴重な食べ物です!
卵のおすすめ簡単料理
卵はとっても使いやすい食品なので、毎日食卓に並ぶ食材です。
卵焼きや目玉焼きだけでなく、炒め物や汁物、サラダなど幅広く使っています。
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